8月のライブその2 (VOYSONIC!!2018)

8月のライブ2本目はVOYSONIC!!2018、通称ボイソニであった。

このボイソニを主催しているのは、このblogでも度々出てくる「こんぼい」という男だ。「こんぼい」という男がどういう人か、またボイソニがどういうイベントかは、こちらのサイトにだいたい書いてある。このサイトにもあるように、ボイソニは2016年を持って一旦終わりを迎えた。つまり2017年は開催されなかった。(変わりと言ってはなんだが、2017年はEmu sickSによって「16ビートアザラシフェス」というイベントが開催された。なんだかんだで、毎夏アメ村ではサーキットイベントが開催されている。)

そして今年2018年、2年ぶりにボイソニは帰ってきた。多分2013年か、2014年からはそれなりのペースでFANJに出るようになったFFFではあるが、当時ボイソニには一度も呼ばれることはなかった。(同様に年末にやっていたサーキットイベント、「CONVOY CRAZY」(通称ボイクレ)は最後に呼んでもらった。)当時のFFFは今以上に弱小バンドであったため、呼ばれなくてもしゃーないという感覚はあったものの、個人的にはこの夏のサーキットに一度も呼ばれていないまま終焉を迎えたのがかなり悔しかったので、ようやく呼んでもらえて凄い安堵した。

 

当日は、一応色んなバンドを見たように思う。やはりこんぼいが元FANJ店長だけあって、FANJらしいバンド、というのが多い気もするが、それだけではなくバラエティに富んだバンドが出ていたと思う。

“Oh No Darkness!!”は、ポップながらも、より自然にモダンヘヴィネスみたいな重いリフフレーズを取り入れてて、より格好良くなっていた。

“水になれば、”はFANJがもっとも得意とする方向性、といった感じの染み入る歌とサウンドだった。そのシリアスな曲の雰囲気と裏腹に、ギターボーカルまーしくんのMCスベりまくってるの本当に好き。

“craft rhythm temple”パイセンは、MCで「ここ2回のライブ、両方とも散らかしに散らかしまくったFunny Funk Fishの後で本当にやりづらい」などとベースボーカル古迫さんが言っていたが、そんな散らかした会場の雰囲気を一気に整える力を持っていて凄いなと思った。彼らも去年1年あまり活動せず沈黙していたが、今年は良いペースの活動をしていてとても嬉しい。

“WOMAN”は、シンセやサンプラーを多用したテクノやアンビエントといった要素を取り入れたバンドで、非常にクール。関西では珍しい。

“ゼノ”は、より音の暴力!!みたいな感じで破壊力を増したライブをしているのが格好良かった。こういったイベント、割とピースフルな雰囲気出す人が多い中、ぶっ壊す感じのライブをやりきるのはむしろ爽快感あっていいなと思う。

“ロボトミートロボ”は、夕暮れ氏が本職のベースになって、凄まじい安定感を出す驚異のツインベースバンドになっていた。ロボロボはエンターテイメントとしても、音楽性や演奏力としても完成度高すぎて毎回見るたび「すげぇ」という言葉が出てしまう。

しっかり見たのはこのぐらいだと思う。“Emu sickS”は、ゼノをフルで見たため、あまりちゃんとは見れなかった。どうやら後からTwitterを見ると、機材トラブルで満足なライブはできなかったようだし、メンバーは相当悔しそうだった様子だった。でも、ドラマーの16ビートはやおが以前最後に書いてるblogタイトルは「失敗は笑い話になる」。また次のライブから素晴らしいライブをして「そんなライブもあったね」と笑って言えるようになってほしいし、今までももっと大変なことをたくさん乗り越えてきた力を十分持ってるはずなので何も心配してない。(FFFなんて、もっとシャレにならないライブのトラブルやミスが山のようにあるの思い出した。)

 

自分たちFunny Funk Fishは、とうとう新曲の”Taiwan”をやった。コンセプトは単純で「ゴルゴを超えるバカっぽい楽しい曲」である。途中の突然ハードロック・ヘヴィメタルみたいなリフフレーズが挟まるところとか含めて、バカっぽい感じは存分に出せた気がする。バンド内では、演奏もっとちゃんとするよう練習しないとな、と意見は出たものの、ライブ自体は皆さん楽しんでもらえてる(と思う)光景をステージから見ることができて良かった。今後も「タイワンいきたいわん」をよろしくお願いします。

諸々が終了し、打ち上げ会場でこんぼいに「で、来年もやるの?」と聞いたら、今のところはやろうと思っているという返事が来た。実際、イベントやるのはとても大変なので、色んな事情があったり、彼の気も変わってしまったりするかもしれないが、また開催されるならば出演したいな、と思ういいイベントだった。

前回のLambda再始動も含め、ボイソニ再開というおめでたい2本のライブに呼んでもらえた。FFFは、お祭り感出すのに向いたバンドだと思う。それを存分に活かして、盛り上げられるよう応えていきたいと思う。それが、こういった楽しい日に呼んでもらえた恩返しになるのではないだろうか。またこれからも、期待をはるかに上回るクオリティを出せるよう努力をしていくのだ。頑張ろう。

p.s.サーキット楽しかったんで他のサーキットイベントやる人も積極的に呼んでください。散らかします。

soe

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