20200220


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今、この文章を書こうと思ったのは、先日、自分のライブでFootRock&BEERSというライブハウスに足を踏み入れたからである。あまり意識してなかったけど、いざ中に入って内装を見ると、「そういえば一年ともう少し前、前やってたバンドがここで活動を終えたんだったな。」というのをふと思い出して、そういえばあれ以来blog書いてないなと思ったのがきっかけである。

去年、そのバンドが活動休止し、脱退した時は、本当に何一つその先活動するバンドは決まっていなかった(1つ単発サポートとかはあったけど)。ただ、幸運なことに去年から今年にかけて、たくさんのライブをさせてもらえている。そして、気がつくと参加しているバンドの数も全然今まで以上に増えていた。


ちょうどFootRock&BEERSでライブをしたQLIPは、前バンドの活動休止ライブの時に、ボーカル小椋くんが見にきてくれていた。その時に「ギターもサポート入れてライブしようと思ってるんですよ。」という会話もした記憶がある。結果、そのサポートは俺がすることになった。

QLIPは去年一年多くのライブをできたように思うし、小椋くん自身が「自分の本当にやりたい形に大きく変えた」と言いきる音楽性も、より馴染んできて各所で良い評判を受けているように思う。以前は、邦楽ギターロックと言った感じの音楽性がベースだったが、海外のバンド的な要素を多く取り入れた今のQLIPは、2年ほど前に自分で書いたQLIPを紹介する記事とは異なる素晴らしい魅力があると思う。サポートとして少しでも貢献できていれば幸いである。


warps warpsも、参加することになったのはQLIPのサポートをすることが決まったのと同時期ぐらいだったと思う。ベースの緑谷トムさんから「ソエジマー!バンドやろうぜー!」と、ナカジマがイソノを野球に誘うノリでバンドに誘われたのは一生忘れないと思う。

warps warpsは、言うなれば古き良きバンドだ。メンバーは自分を含め、それなりに年齢を重ねた人ばかりで、不器用な人達が集まってるように思う。だからこそ、変な小細工などなく、これほどまでに「バンド」の魅力が詰まっているバンドは他にないと思う。ただシンプルに、演奏が格好良く、曲が良いのである。バンドはただそれが良ければ良いのである。扇町のpara-diceというホームでばかり活動してる我々だが、4/11(土)に開催されるサーキットイベント、”MISOJI RIOT”ではじめて扇町以外の地にも立つことになるので、良ければ是非。


そして、最後に、the dominant curveという自分が言い出し、主導する形のバンドを先日始動するのを発表した。前々からずっとインストバンド(ボーカルのいない楽器だけのバンド)をやってみたい、と思っていたので、ようやく実現した形である。バンド自体は、去年の夏前ぐらいからスタジオ入ったりしていたのだが、俺の曲作りが「こんなんじゃダメだ!!」と作っては叩き割る陶芸家みたいになり一向に曲が作れなかったり、紆余曲折あり、最近表立っての発表をすることになった。

the dominant curveは、自分なりの挑戦である。ボーカルという、通常バンドの顔となり、圧倒的に頼れる存在がいない。今まで以上に、自分の責任というのが増す。そして、1からバンドをやるということの難しさ、しんどさを改めて感じた。メンバーはよく知っている方々に集まってもらったけれども、全くストックが無い状態から曲を作ることや、バンド名を決めることすら、凄い大変だなと思ったし、この年齢でそういうのやるの本当にしんどいと若干思ったりもした。ただ、自分自身が本当に納得でき、格好良いと思えるものをひたすら突き詰めていきたい、と考えて、この挑戦に臨みたい。どんなジャンル、というのはまだ正直定まってないし、変に特定のジャンルにとらわれず、キレの良い曲、オシャレな曲、いかつい曲、聴きやすい曲、踊れる曲…ととりあえず色々やってみたい。

the dominant curveは、3/28(土)に初ライブの予定だ。イベントは、Drのようほうが全6バンドドラムを叩き続けるというもので、QLIPも出演する(つまり俺も2バンド出ることになった)。そのため、バンドや演奏はもちろん形にはなってきているし、それなりに格好良いものを見せられるはずだ、とは思っているが、一方で「まだまだ良くなるはず」という想いもある。このバンドは、決して今までの経験値だけでやろうと思っているバンドでは無い。この先も、自分自身が納得でき、そして、見ていただいたり聴いていただいたりする方々が「更に良くなってる」と思える演奏をし続けるために、自分を追い込むためのバンドでもある。また、ここからスタートなのである。

soe

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