the engyというバンド

the engy
(https://www.youtube.com/channel/UCOX4-jk59V65Zd2U2ekXtGw)

山路洸至(Vo,E.Gt) 
境井祐人(Dr) 
藤田恭輔(E.Gt,Cho,Key)
濱田周作(Ba)

京都出身の期待の若手バンド、the engy。クールで、近年の洋楽の流行も抑えたサウンドを出す彼らは、前回のパンケーキ食べ放題イベント時に出てもらった「The Stone That Burns」と同様に「なんでFunny Funk Fishみたいなふざけたバンドやってるやつがこんな格好いいバンド誘うんだ」枠だろうと思う。理由はTSTBの時同様簡単で、俺個人として彼らの音楽性が凄い好きで、対バンしたかったから、に尽きる。

彼らを最初に知ったのは、一昨年2016年の12月、梅田のShangri-laのブッキングライブに誘われた時であった。シャングリラのブッカーで、「水、走る」というバンドをやってる山田くんからお誘いをいただいたメールにも「the engyという若手のとても格好いいバンドが決まってます。」とわざわざ紹介してもらっていた。その日は結局、仕事が立て込んで会場に着くのが自分の出番ギリギリになり、他のバンドは見れなかった。ただ、終演後にブッカー山田くんと話した時にも「the engy見ました?」と聞かれ、間に合わなかったと答えると「あー、マジですか…。あいつらマジで格好いいですよ。機会あったらまた見てみてください。」と言われた。そこまで言われることはそうそうないので、とても気になる。そのせいか、彼らの名前がイベントの告知等でよく目につくようになってきた。

その後、観にいったイベントで数回彼らを観ることができた。初めて見たときには、グルーヴのある都会的なサウンドがとても俺の好みで、すごい格好いいじゃないかと思い、対バンした時、もしくはもっと早くに見ておくべきバンドだった…、と後悔しながら見た。その一方で、まだ3人編成から4人編成に移ろうというタイミングで、「若干音が薄すぎるかな…」と思うこともあった。しかし、観るたびに現在の編成が馴染んでいき、リズムがカッチリと合うことで、全く音の薄さは感じさせることなく、見事にノれるグルーヴを出す演奏をするようになっていった。彼らの音楽は、勢いで激しくテンションを高めるようなものではない。だが、その演奏は観に来ていたお客さん(おそらく、彼ら目当て以外の人も巻き込んで)の身体を自然と揺らすことができていたし、合間には歓声が上がるような完成度だった。こういったクールな音楽ジャンルを演奏する場合、リズムを合わせるところを合わせる、キメるところをしっかりキメる、といった、演奏の実力が伴わなければ本当に格好いいバンドにはならない。彼らは、おそらく俺なんかよりとても若いとは思うが、しっかりとした実力を持っているように見えて、単純に凄いヤツら出てきた…!!と思ったのである。

結局、シャングリラで見れなかった日以降、対バンは一度もしていない。Funny Funk Fishは、それはそれはふざけたバンドなので、クールなサウンドをウリとしている彼らと当たることなんてそうそうないと思っているので「そりゃそうだ。」という気持ちである。その上、彼らは去年一年間の間で確実に出身地の京都にとどまらず、関西やそれより広い範囲で評価を得るようになってきているように思う。俺自身も交友のある、「The Stone That Burns」や、「the biens」といった、京都で実力あるバンドと共にイベントを開催するなど積極的な活動をしているし、人気あるバンドや、今まさにブレイクしそうという印象を受ける出演者が揃ったイベントの中に彼らの名前を見ることも多くなってきた。また、彼らと対バンした他のバンドマンが彼らのことを褒めている言葉も多く聞く。彼らは見れば見るほど力をつけ、評価を高めている。普通にFunny Funk Fishみたいなバンドをしていたら、同じイベントに出演するような確率はどんどん低くなるだろう。だからこそ、自分でイベントやるんだから、自分のやってるバンドのジャンルがどうとかではなく、自分自身が好きな音楽をやっているバンドを誘おう、と考え、彼らにも声をかけさせてもらったのである。こんなパンケーキ食べ放題とかいう訳わからないイベントに突然誘って受けてくれて、本当感謝である。

彼らの楽曲は、↑のトレーラーでも聴けるように、リズミカルな英語歌詞と、グルーヴィな隙間を活かした楽器のアレンジが中心となっている。いわゆる、海外のチルウェイヴといったジャンルや、ネオソウルと呼ばれるジャンル(この2つ、正直俺も良くわかってない)等から影響を受けているのだと思われる。サンプラーから鳴る電子音や、シンセサイザーの音も組合せた楽曲はイメージとしては、硬質な音、といった印象を受ける。でも、そのリズムアレンジは先に書いた通りグルーヴに溢れており、聴いているとつい身体が揺れるような楽曲ばかりだ。この、音とリズムの組合せが、すごい現代感や都会感、といったものを出していて、オシャレ、といった印象につながるのではないかと思う。そして、同じフレーズを繰り返すことでノリを出していく中で、アクセントとなるフック的なフレーズや、インパクトある核となるメロディの入れ方が絶妙で、どの楽曲も単調にもならず特徴があって素晴らしい。個人的には、落ち着いてる中にも、タイトルでもある”She Makes Me Wonder”というワードを歌うメロディラインがインパクトを残す1曲目と、彼らの中でも特にハードなリズムアレンジとサウンドを持った3曲目の”In My Mouth”という曲が特に好みだ。でも他も全部格好いい。

彼らの音源としては、今年2月に彼らの企画イベントにてCDを販売しているが、それはいったん企画限定?なのか、以降の販売未定らしく、基本的には上述のトレーラーのあるEPがライブ会場等で入手可能なのだと思われる。この販売未定のCDの曲も、一部だけTwitterに上がっていたのを聴くと、シンセリードがインパクトある格好いい楽曲で、彼らのさらなる飛躍が予想できる。実力十分の、まさに今見ておくべきバンド、the engy。間違いなく要チェックのバンドである。

soe

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